大月 光勲の略歴  ‖   Topへ


大月光勲能面集(男面)

敦盛(あつもり)
 敦盛(あつもり)  
猩々(しょうじょう)

酒に酔って戯れる妖精の面です。
孝士・高風に汲めども尽きぬ酒甕を進呈します。
能『猩々』の専用面です。
 猩々(しょうじょう  
中将(ちゅうじょう)

在原業平の相貌の面と言われています。業平は平安初期の歌人で、右近近衛権中将でした。優しい表情のものは公家の役で能『小塩』や『須磨源氏』に、強い表情のものは平家の公達の役で能『清経』や『忠度』などに使われます。

 中将(ちゅうじょう)
 

平太(へいた)

鎌倉時代の武将・荏柄(えがらの)平太胤長(たねなが)の
顔を写したといわれています。
勝修羅三番と言われる能『箙』『田村』『屋島』など
源氏の武将の役に使われます。

平太(へいた)

蝉丸(せみまる)

延喜帝の皇子であるが、幼少より盲目であるため
琵琶を弾き放浪をしている少年の面です。
額に冠の下部を黒く描きいれ身分高さを示している。
能『蝉丸』のツレに使われます。
蝉丸(せみまる)
十六中将(じゅうろくちゅうじょう)
  十六歳で死んだ平敦盛の面影と言われています。
能「敦盛」「経正」などに使われます。
十六中将(じゅうろくちゅうじょう)
若男(わかおとこ)
平家の公達や王朝貴族の面の「中将」と哲学青年や
男神の面の「邯鄲男」の中間的な面と言えます。
能「経正」「須磨源氏」などに使われます。

若男(わかおとこ)
童子(どうじ)

少年の姿の神仙の面です。
能「菊慈童(枕慈童」「小鍛冶」などに使われます。
童子(どうじ)
大童子(だいどうじ)

「童子」をより強くスケールを大きくして作られた面です。
能「酒呑童子」などに使われます。

大童子(だいどうじ)
喝食(かっしき)

「喝食」とは禅寺の大衆に食事を大声でしらせ有髪の
少年のことです。能ではその姿で芸などして遊行しています。
能「花月」「自然居士」などに使われます。

喝食(かっしき)

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