大月 光勲の略歴  ‖   Topへ


大月光勲能面集(創作面)

鈿女
  鈿女命は神話の世界の女神なので眉を
通 
常の女面のように天上眉にせず、
自然な眉にしました。豊満な色香と神聖の
調和が主眼で
す。
能「鈿女」に使われます。
鈿  女(うずめ)
照手姫
  説教「小栗判官」のヒロインである照手は地  
  獄から業病にされて返された小栗を夫と知ら  
  ず、夫の供養を願い熊野に向って引いて行き
  ます。 その心の清さと強さを眉根に表現して  
  みました。
  新作能「照手」に使われます。
 照手姫(てるてひめ)
小栗
  毒殺されたが地獄で業病にされて生き返った   
  小栗判官は、藤沢の御上人の計らいで熊野
  の湯に入ればきっと癒えると「この者を一引き
  引いたは千僧供養、二引き引いたは万僧供
  養」と札を立て土車に寝かされます。善男善
  女に引かれ、その中に妻照手もいたのでし  
  た。やがて、美しく蘇った小栗は照手を迎えに
  現れるのです。
  新作能「照手」  
小栗(おぐり)
夜風鬼ー角きりー
  15代楽吉左衛門氏の楽茶碗「砕動風  
  鬼」に感応して打ちっ放した二面の内の一つ 
  です。目は人間的に口は鬼的に造形しまし
  た。初め角がありましたが、楽茶碗「砕動風 
  鬼」と対比して鑑み、具体的表現が多すぎる
  と判断し切断しました。
  使用目的無し。
 夜 風 鬼やふうき)
闇鬼
  15代楽吉左衛門氏の楽茶碗「砕動風鬼」に 
  感応して打ちっ放した二面の内の一つです。  
  楽茶碗「砕動風鬼」は膨張する形状と凝縮  
  した重量感を思わせます。前作「夜風鬼」に
  その点を不足に感じ、これを打ちました。初め  
  黒色でしたが、後に赤色に変え、より作柄が 
  大きくなりました。
  使用目的無し。
闇 鬼(あんき)
龍王子

1995年に梅若六郎師の依頼により復曲『渇水竜女』の
後シテ・龍王子の役用に打ちました。六郎師の指示により
半仮面となりました。人間界の王子が龍女の婿となり、
半分龍と化した存在という設定です。
龍王子(りゅうおうじ)

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